70s 80s Ballantyne Cashmere Cardigan

バランタインのカシミアカーディガンです。
ローマのスペイン広場をバブイーノ通りに入ってすぐのところにあった洋品店 STUARTの別注品です。70年代、少なくとも80年代までの旧タグの品でもちろんスコットランド製。無染色の言わば生カシミヤ。
この時期のものは毛の質・量、目の詰まり具合も素晴らしく極上です。少し硬さがある仕上げ方で着込んでいく毎に滑らかになっていきます。太めのリブも男らしく格好良いです。バランタインのカーディガンのポケットは本当に秀逸で、裏を見ただけるとわかりやすいですが腰リブにまたがってリンキングされています。

そういえばHERILLのgolden cashのカーディガンと色も質も全く同じような、と思って調べてみると何て事はない、、ヘリルがゴールデンキャッシュと謳っているものはバランタインが当たり前に使っている特級カシミアの事なんですね。今回は無染色のものでしたので正にドンズバでした。写真では色出しが難しいですが、実物は写真16のヘリルのカーディガンのような少し白み掛かった品のあるベージュカラーです。一度水通ししてリブをギュッとさせても格好良いかと。

カラー : natural beige
素材 : カシミア 100%
肩幅 : 48cm
身幅 : 54cm
着丈 : 70cm
袖丈 : 61cm
スコットランド製

おそらく新品未使用のデッドストックか少なくともそれに近いミントコンディション。使用感が一切見られない極上品です。

今はイタリア製になっているかと思いますが、かつてはエルメスのカシミヤはここが請け負っていたことで有名ですね。硬水が多いヨーロッパにおいて生地を作る際、染色と洗浄工程に必須の軟水が豊富なスコットランドでは毛織物産業が発達しました。
ヨーロッパでカシミアといえばスコットランドであり、そのスコットランドで生産されたカシミアの中でも5段階中トップランクである特級カシミアのみを使って作られるのがバランタインのニット製品です。

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